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省エネ・創エネ お役立ちコラム

2017年08月22日太陽光発電

太陽光発電の買取制度終了後はどうなるの?「2019年問題」

【「2019年問題」という言葉はご存知ですか?】

住宅用太陽光発電の余剰電力買取制度が始まったのが2009年11月でした。制度開始前から運転していた太陽光発電も含め、1kW当たり48円という高い単価での売電ができるようになりました。

それから10年後の2019年10月以降、順次買取期間が終了していきますが、最初の2019年10月だけでも期間終了する件数が40万件弱と言われています。買取期間終了後においても安定した発電を継続させるためにどうするのかということが「2019年問題」と言われています。

【買取期間が終了した後の売電単価は?】

「11円程度を想定」
(平成28年1月 資源エネルギー庁 「再生可能エネルギーの導入状況と固定価格買取制度見直しに関する検討状況について」より)
2016年4月からの電力小売全面自由化により卸売電力市場価格を売電単価を定める目安としてはどうかと検討されています。

【買取期間が終了した後はどうするのか?】

決定ではありませんが、買取期間終了後は売電単価が11円程度になるのではと言われています。もし1kW当たり11円となったとしたら、売ったほうがいいのか、使ったほうがいいのか?

中部電力さんの電化住宅向け料金プラン「スマートライフプラン」で見てみると、平日昼間の電力量料金は1kWh当たり38円です。同じ電力1kWhですが、売れば11円の価値、買えば38円の価値に変わってしまいます。
売電単価が高い時は、昼間の消費電力を抑えて、売電をどれだけ増やせるかということが楽しみの1つであった方も多いのではと思いますが、買取期間終了後は、発電した電力をどうやって売らずに自分で使う事ができるかという今までとは全く逆の考え方になってきます。

【発電した電力をどうしたら売らずに自分で使えるのか】

まず思いつくのは蓄電池でしょう。
家庭用蓄電システムを導入すれば、発電した電力はまず消費して、それでも電力が余れば蓄電することができます。

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○蓄電池設置例「長州産業 蓄電池ユニット 6.4kWh 屋内設置型」
屋外設置型に比べ豪雨による冠水の不安を軽減できます。

太陽光発電の容量によっては、それでも電力が余るケースが出てくると思います。
余った電力を有効に活用する方法として、電力を熱に変えて貯めることも有効活用の一つです。
例えば、電化住宅の方が多く使用されているエコキュート。夜間電力でお湯をつくるのが通常ですが、中部電力さんの「スマートライフプラン」での夜間電力量料金は1kWh当たり16円です。太陽光発電で発電した電力を11円で売電することを考えれば、その余った電力でエコキュートを運転させれば夜間電力よりも更に5円も安い電力料金でお湯をつくることができます。
その他、蓄熱暖房などの空調等、使いきれない電力は熱に変えて自分で使うことができます。
買取期間が終了した後、蓄電・蓄熱を工夫することではじめて「エネルギーの地産地消」が実現できるのではないかと考えます。

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