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省エネ・創エネ お役立ちコラム

2018年07月04日太陽光発電

地震発生後の住宅火災を防ぐために

2018年も半分が過ぎてしまいましたが、今年は地震が多いですね。
気象庁のホームページで調べたところ、今年1月から現在まで、震度4以上の地震は全国で31回も発生していました。
その内、震度5弱以上の地震は7回ありました。なかでも6月に発生した最大震度6弱の大阪府北部地震では甚大な被害をもたらしました。

静岡県の私たちも、今後30年以内に70%~80%の確率で起きると言われている南海トラフ地震に備えていかなくてはいけません。

【地震による火災の過半数は電気が原因】

東日本大震災では、本震による火災件数が全体で111件あり、その内、火災の原因が特定されたものが108件。
108件のうち過半数が電気による火災であったということです。
電気が原因となる火災とは、地震の揺れにともなう電気機器からの出火や、停電が復旧した時に発生する通電火災です。

【通電火災とは?】

地震による停電のあと、電気が復旧した時に起きる火災のことを「通電火災」といいます。

〈通電火災の事例〉
◎電気ストーブを使用中に地震により電気ストーブが転倒し可燃物に接触してしまい、停電復旧後に電気ストーブが作動してしまうことで可燃物が加熱され出火してしまった。
電気ストーブの他、白熱電球を使ったスタンド、オーブントースター、観賞魚用ヒーターなどでこのような事例があります。

◎地震により宅内の電気配線や、電気機器の電源コードが損傷し、停電復旧後に配線損傷部がショートして付近の可燃物が加熱され出火してしまった。
宅内ガス配管が損傷してガスが漏れているところに配線のショートが原因でガスに引火して火災となった事例もあります。

通電火災の怖いところは、地震発生時には問題がなくても、避難などして無人となったところに出火することです。

通電火災についてコチラのNHKさんのホームページでとてもわかり易く紹介されています。
https://www.nhk.or.jp/shutoken/bousai/detail/022.html

【通電火災を防ぐには】
一番簡単な方法は、避難などで家を空ける前に分電盤のメインのブレーカーを落とすことです。
これで停電が復旧しても宅内の配線や電気機器に電気が通ることはありません。
ただし、地震はいつ発生するか予測できないので、自宅に誰もいない状況で地震が発生した場合、その後、自宅に戻れるとは限りません。
そこで今、自宅に誰もいなくても通電火災を防ぐことができる「感震ブレーカー」の設置が推奨されています。

【感震ブレーカーとは】
感震ブレーカーとは、地震による揺れを感知した時に、自動的に電気を遮断する装置です。
感震ブレーカーは、電気工事が必要な「分電盤タイプ」、ホームセンターなどで販売されている電気工事不要のバネ式、おもり玉式の「簡易タイプ」、コンセントごとに電力を遮断する「コンセントタイプ」があります。

感震ブレーカーの種類

「分電盤タイプ」は地震発生時から電力を遮断するまでの時間を3分間と設定ができるので、夜間であれば、その3分間に照明を確保することで避難しやすくすることができ、また、その3分間に電気機器の電源を切ることで電気機器の安全を確保することができる高機能タイプとなります。電気工事が必要なこともありもっとも高価なタイプになりますが一番のおすすめです。

【静岡県内各自治体で補助金】

「分電盤タイプ」は設置費用が2万円から8万円程度と最も高価になりますが、国の出火防止策としての感震ブレーカーの普及推進のもと、静岡県内各自治体においても補助金制度が始まっています。多くの自治体では設置費用の2/3の補助金となっています。
現在、以下の自治体で補助金の受付をしていますので、予算がなくなる前に設置のご検討をしてみてはいかがでしょうか。
当社では、設置についてのご相談をお受けしておりますので、お気軽にお問合せください。

〈2018年度 静岡県内 感震ブレーカーの補助金制度をおこなっている自治体〉

◎磐田市
https://www.city.iwata.shizuoka.jp/bousai/kanshin.php

◎御前崎市
https://www.city.omaezaki.shizuoka.jp/kurashi/bosai_bohan/bosai/7/kanshibureka.html

◎掛川市
http://www.city.kakegawa.shizuoka.jp/life/bousai/jishin/bedkonyu_2.html

◎焼津市
https://www.city.yaizu.lg.jp/g01-007/kanshinbreaker.html

◎静岡市 
http://www.city.shizuoka.jp/021_000036_00002.html

◎藤枝市
http://www.city.fujieda.shizuoka.jp/oshirase/1492150594023.html

◎牧之原市
http://www.city.makinohara.shizuoka.jp/bg/bosai_bohan_kotsu/ent/9551.html

◎南伊豆町
http://www.town.minamiizu.shizuoka.jp/reiki/act/frame/frame110001559.htm

◎菊川市
補助額:機器及び設置費用の2/3、上限25,000円
対象:75歳以上のみで生活する世帯、市税の滞納の無い世帯

◎袋井市
補助額:機器及び設置費用の1/2、上限50,000円
新築:対象外
既築:平成28年8月以前に建てた木造、戸建て住宅
*袋井市全域ではなく、地域限定(地震火災延焼がひどいと想定される地域)のため、対象かどうかは袋井市へ確認が必要です。

◎富士宮市
今年度終了 補正予算が通れば10月から再募集の予定
補助額:機器費用及び設置費用の2/3、上限50,000円

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