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省エネ・創エネ お役立ちコラム

2019年03月25日太陽光発電

“太陽光発電で発電した電気”と“電力会社から買う電気”どっちが安い?

電気は私たちが生活していくための必需品です。
太陽光発電システムは、導入することで長期間にわたり電気を家でつくることができるので、将来にわたって必要になる電気料金の前払いだと考えることができます。


電気を電力会社から購入することと、太陽光発電システムで発電することとで、どれだけの差があるのかを考えてみます。

【実発電量データからみる発電コスト】

・発電開始年月:2012年9月
・設置地域:静岡県浜松市西区
・システム容量:5.355kW
・パネル設置角度:約26°
・パネル設置方位:南

実発電量表

上記のデータは浜松市西区で2012年9月に発電を開始しましたお客様の実発電量データです。
このデータを元に現在のシステム価格で9年間の発電コストを考えます。
発電コストの計算方法は以下の計算式を用います。

発電コスト計算式

9年間の平均発電コスト(\/kWh)=9年間の総コスト(\)÷9年間の総発電量(kWh)
=145万円(税込、現在のシステム参考価格)÷69,807kWh≒20.7円/kWhとなります。
この20.7円/kWhという単価は、電力会社から購入する電力料金単価と比べてどうでしょうか。
※運転開始後9年間における維持管理費は0円、撤去・廃棄費用は計算に含んでいません。

購入電力料金単価
〈例〉中部電力 電灯契約“おとくプラン”

中部電力 電灯契約“おとくプラン”

電力会社から購入する料金単価はご使用量によって異なりますが、ご使用量300kWhでの電力料金単価は23.32円となり、太陽光発電での発電コスト20.7円を上回ります。
つまり、購入するよりも発電した方が安いということです。

【発電コストを下げるためには】

前章から9年間での発電コストを考えてきましたが、太陽光発電システムは9年で運転を終えることはありません。
現在は、太陽光パネル、パワーコンディショナの保証期間の長期化(15年保証が標準的)によって長い期間安定した稼働を実現できます。
発電コストを15年で考えると、発電コストは12円~13円/kWhほどにまで下げることが可能です。
発電コストを下げるために重要なこととして以下のことがあげられます。

①導入費用を抑える。
見積り金額だけを比較するのではなく、発電コストを考えましょう。
導入費用を年間予測発電量で割れば1年間の発電コストがでます。この発電コストが安いシステムが本当に割安なシステムです。

②長期間、運転させる
適切な設計、施工が最低条件です。
燃料費が掛らない太陽光発電システムにとっては稼働年数を伸ばすことが発電コストをさげるもっとも大きな要素となります。

③年間発電量の最大化
システムの不具合等での発電停止、発電量の減少を防ぐことです。
太陽光発電システムはいつ不具合が発生するかわかりません。常にモニターで発電量をチェックするなどして不具合に早く気づくことが重要です。

【発電コストは地域によって違います】

発電コストの計算は、総コストを総発電量で割ることで算出されますので、太陽光発システムは発電量が多ければ多いほど発電コストは下がっていきます。

〈例〉浜松市と新潟市との比較
・システム容量:4kW
・設置方位、角度は同上件

浜松市と新潟市との比較

4kWシステムの導入費用が同じ場合、浜松市と新潟市では2割近くの発電コストの差がでます。
“日照時間が長い=発電コストが安い=導入費用の回収期間が短い”
浜松市の太陽光発電導入量が国内トップクラスである理由の一つはここにあるのでしょう。

1981年~2010年 日照時間平均値(気象庁HPより)

日照時間

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