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省エネ・創エネ お役立ちコラム

2021年07月26日蓄電池

家庭用蓄電池システムを後付けして設置をする場合に気を付けること

太陽光発電システムを設置して10年を迎える方、すでに設置して10年経過して48円だった売電金額が下がってしまった方は特にかもしれませんが、蓄電システムの設置をご検討されている方もいるのではないでしょうか?

 

今回は、蓄電システムを今ある太陽光発電システムへ後付けして設置する場合に気を付けることについて考えてみたいと思います。

 

蓄電システムを後付けして設置する場合、既設パワコンをそのまま使用して蓄電システムを作るか、既設パワコンを取り外して新たにハイブリッド型パワコンを設置して蓄電システムを作るかの2つの選択肢があります。

 

それぞれメリット、デメリットがありますのでご自宅にあった選択が必要です。

 

【既設パワコンそのままで蓄電システムを設置する場合】

 

この場合の蓄電システムは、蓄電池用パワコンが太陽光パワコンとは別にもう1台必要になります。この蓄電池用パワコンは蓄電池本体に内蔵された一体化したタイプと蓄電ユニットと別にパワコンがあるタイプの2つあります。

 

以下メリット、デメリットをあげてみました。

■メリット

・設置コストが安価にできる。

・既設太陽光発電システムのメーカー保証に影響しないため選択の幅が多い

 

■デメリット

・設置スペースが必要。

・直流、交流の変換回数が多く電力損失が大きい。

 

既設の太陽光発電システムをどのくらいの期間使用しているかで選択肢は分かれます。すでに10年前後使用されているようでしたら、既設パワコンがそろそろ故障する可能性を考えると蓄電池設置と一緒にパワコンも交換した方が良いかもしれませんし、逆に設置して5年ほどでまだ取り替える必要性が少ない場合は選択肢の多いこのタイプを選ばれるのも良いと思います。

 

【ハイブリッド型の蓄電システムを設置する場合】

 

この場合は既設パワコンを取り外し新たに蓄電システムの一部であるハイブリッド型パワコンへ入れ替えます。

 

■メリット

・省スペースで済む。

・変換回数が少なく電力損失が少ない。

・蓄電システム保証によりパワコン故障に対する不安が解消される。

・リモコンまたはスマホ、タブレット、パソコンなどの端末一つで太陽光と蓄電池の両方の管理ができる。

 

■デメリット

・設置コストが若干高め。

・太陽光と蓄電池のメーカーが異なる場合、太陽光の保証へ影響があり選択肢が限られる場合がある。

 

設置して10年以上経過した卒FITの方であればちょうどパワコン更新の検討をしたい頃になりますのでハイブリッド型パワコンへ更新することで故障リスクが軽減すること、また保証期間もあらたに15年になり安心感が高まります。

デメリットとして既設太陽光発電システムのパワコンを入れ替えてしまうため、太陽光と蓄電池のメーカーが異なる場合には既設太陽光発電システムの保証へ影響があるため選択肢が同メーカーに限られてしまいます。ただ太陽光発電システムの保証について最近では15年保証が標準化していますが、以前は10年保証だったことで卒FITを迎えられる方には関係なくなるため保証期間の確認をした上で検討されるのも良いと思います。

 

【さいごに】

この記事で蓄電システムの後付け設置についてご理解いただけましたでしょうか?

今回の記事がご自宅の蓄電システム選びの参考になれば幸いです。

ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

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