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省エネ・創エネ お役立ちコラム

2017年12月18日蓄電池

家庭用蓄電池の寿命

【家庭用蓄電池の寿命】

家庭用蓄電池についてご説明した際に、「蓄電池ってどのくらい持つの?耐用年数は?」と寿命についてご質問をいただくことがあります。
設置を考える上で気になる重要なポイントの一つだと思います。
今回は蓄電池の寿命について考えてみたいと思います。

【蓄電池の寿命の目安は?】

家庭用蓄電池はほぼリチウムイオン電池蓄電池が採用されています。
蓄電池の寿命の目安は「サイクル数」として表しているメーカーが多いです。
この「サイクル」は充電と放電を1セットで1サイクルとして表します。
「サイクル数」が何回繰り返すことができるかが、寿命の目安となります。
例として、蓄電池のサイクル数が6,000回であれば、以下の計算により寿命の目安が算出できます。

 6,000回÷365日≒16年

また、サイクル数だけでなく周囲環境や使用状況、またメーカーによって充放電の仕組みによっても寿命に影響がありますし、そもそも充放電を繰り返していくと蓄電池は劣化するものなので、長年使用すれば仕方のないことでもあります。

20171218_lithiumion

【蓄電池の寿命をできるだけ延ばすには?】

携帯電話やノートパソコンなども、蓄電池と同じくリチウムイオン電池が採用されています。
ほとんどの人が毎日使用している携帯電話については、「バッテリーをできるだけ長く使えるようにするには?」と考えたことがあるのではと思います。

例えば、携帯電話の電池残量が10%~20%くらいになってから充電したほうがバッテリーに良いという考え方があります。
これは、「充電回数を少なくする」=「サイクル数が少ない」→「長持ち」という考え方です。
ただし、蓄電池を日常使用する場合、ご家庭の生活スタイルによって蓄電池の動作はさまざまになるため、充放電回数の調整は難しくなります。
そうなると、「サイクル数」を減らすためには、蓄電池の容量が大きいものを選択したほうが、1回の充放電までの時間を長くすることができるため回数を減らすことができ、「長持ち」に繋げることができると考えられますが、容量の大小の基準はご家庭により異なるため、大きくすれば良いということでもありません。

【「サイクル数」を過ぎてしまったらどうなってしまうのか?】

メーカーが表記している「サイクル数」を過ぎてしまった場合、「寿命で使えなくなってしまうのか?」と思われてしまうかもしれません。
確かに、劣化により充放電可能の容量は少なくなっていきますが、使えなくなるわけではありません。
メーカーにより内容は多少異なりますが、10年の保証プランが用意されており、保証内容に中に蓄電池について明記されています。
その内容の一例ですが、「充放電可能容量が60%を下回った場合は、無償修理します」とあります。
ということは、メーカーとして10年間は60%より下回ることは想定していないとも取れるため、あくまで目安にはなりますが、それ以上は劣化しないと考えて良いと思います。

【さいごに】

今回は蓄電池の寿命について考えてみました。
寿命を延ばすためにできること、できないことがありますが、やはり蓄電池は劣化するものとして認識した上で、蓄電池を検討しなければなりません。
ご家庭の家族構成や使用状況などを専門的に分析した上で選択する必要がありますので、ご検討の際にはお気軽にお問い合わせください。

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