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省エネ・創エネ お役立ちコラム

2018年03月20日太陽光発電

電気自動車(EV)に電気をためて、家庭で使うV2Hシステム

【電気自動車(EV)に電気をためて、家庭で使うV2Hシステム】

「V2H」をご存知でしょうか?
V2Hは「Vehicle to Home(ビークルトゥホーム)」の略で、電気自動車に蓄えた電気を家庭で使う仕組みのことをいいます。電気自動車(EV)は大容量のバッテリーを搭載しており、いわば「動く蓄電池」とも言い得るものです。
「自動車は移動するときにだけ使うもの」という常識が、この「V2H」で変わりました。このような価値以外にも、もしもの停電や災害時には電気自動車が非常用電源になり、自動車としての価値が大きなものになります。

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【最新V2Hシステム 三菱製「SMART V2H」】

今回、V2Hシステムの中でもさらに進化した三菱のEVパワーコンディショナ「SMART V2H」をご紹介します。

【SMART V2Hの特徴・メリット】

□EV活用
蓄電池搭載のEVを活用して家庭内へ電源供給。
三菱「i-MiEV(16kWh)」、日産「リーフ(40kWh)」などの電気自動車を走る蓄電池として活用。
(※EVに搭載の蓄電池の総電力量はV2H接続時に実使用可能容量とは異なる)

□6kWの大出力
一般的な蓄電池の出力(2kW)に対し、SMART V2Hは6kW。
停電時にも多くの電化製品を同時に使用可能(AC200V系にも対応なので、IHクッキングヒーター、大型エアコンなどの使用が可能)

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□通常通りの電化製品、照明、コンセントが使用可能
あらかじめ使用する電化製品を特定することなく、住宅用分電盤を通じて家庭内へ給電。
停電が起きてもいつも通り電気の使用が可能。

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□充電時間
普通充電の約半分の時間でEVへの充電が家庭で可能。
日産リーフ(30kWh)なら約5.5時間でフル充電可能。(普通充電器では約11時間必要)

日頃の電気使用量の削減、またもしもの停電時の備えとしては同様の機能を持つ蓄電池(全負荷型)もありますが、やはり蓄電池を持つEVが日常的に自動車として活用できる点は大きな魅力になります。

【SMART V2Hだけの機能】※『世界初』

三菱の「SMART V2H」は、『世界初』、電気自動車(EV)と太陽光発電システム(PV)、系統(電力会社からの電力)、三つの電力を使用可能としたEVパワーコンディショナです。
このEVパワーコンディショナは、系統連系型V2Hシステムですが、非系統連系型V2Hシステムと比較すると以下のような違いがあります。

〈通常時〉
電気自動車/太陽光発電/電力会社の電気を混ぜて使用が可能

□EV→宅内給電(V2H)
非系統連系型 :系統・太陽光発電から同時に電力供給不可
SMART V2H :系統・太陽光発電から同時に電力供給可能

□EV→宅内給電量<宅内負荷
非系統連系型 :V2Hを停止し系統電力に切替(瞬間停電)
SMART V2H :不足分を太陽光発電・系統から供給
 
□太陽光発電買取単価
非系統連系型 :ダブル発電単価(V2H時に売電されるため)
SMART V2H :タイプ別で余剰買取、ダブル発電の選択可能

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〈停電時〉
万が一の停電時にも安定した電力供給が可能

□太陽光発電→EV給電
非系統連系型 :太陽光発電からEVへ充電不可(EVの電気を使い切れば停止)
※V2H+蓄電池の場合、蓄電池からEVへ充電は可能
SMART V2H :太陽光発電からEVへ充電可能

□太陽光発電→宅内給電
非系統連系型 :最大1.5kW(太陽光用パワコン自立コンセント使用)
SMART V2H :太陽光発電(最大約6kW)に応じた電気(すべての電化製品、コンセントが使用可能)  

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※SMART V2Hの注意点

・太陽光発電システムは三菱製の場合接続可能。他社メーカーは事前確認必要。
・「エネファーム」「エコウィル」「定置型蓄電池」との併設不可。
・EVメーカー、車名に条件あり。
※詳しくはお問合せください。

【さいごに】

 来年2019年11月から始まる10年間の太陽光発電買取終了が間近に迫っていますが、今後ますます蓄電池の情報や需要は高まってくるはずです。
どんな形でも今ある太陽光発電システムを活用するには、「いかにして創った電気を溜めて自家消費していくか?」、蓄電する術を考えていかなければなりません。
EV活用はその一例ですが、今後世界の自動車産業がEV開発を加速しているようなことは新聞紙上などでも言われています。
次の自家用車にEVを検討されている方は特に、「V2Hシステム」が選択肢の1つに考えると思います。
正しい選択のために我々エネジンにそのお手伝いができれば幸いです。

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