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省エネ・創エネ お役立ちコラム

2018年08月20日太陽光発電

太陽光発電システムの「電圧上昇値」って?

今回は少しむずかしい話かもしれませんが、「電圧上昇値」について記載させて頂きます。
最近は、戸建住宅のご新築時に太陽光発電システムを設置される方も多くいらっしゃるかと思われます。

また、太陽光の容量を10kW以上設置して「発電→自家消費(ご自宅で消費)→余った電気を売電」の「余剰売電」パターンの方もいらっしゃいます。
10kW未満太陽光発電システム(ダブル発電を除く)の固定価格買取期間が10年間(2018年度売電単価26円/kWh※出力制御対応機器設置義務なし)に対して、10kW以上太陽光発電システムは20年間(2018年度売電単価18円+税/kWh)の固定価格買取期間となります。
10kW以上太陽光発電システムは売電単価は安価となるものの、固定価格買取期間が10年間も長いことが魅力の一つに挙げられます。
この戸建住宅・余剰売電で10kW以上の太陽光発電システムを設置する際に、気にするべき点の一つとして電線の「電圧上昇値」があります。
また、電力会社さまの電線を電柱から各ご家庭に「引き込む」際に、お客さま敷地内の道路に近い箇所に「電線引込ポール」を立ててある住宅も多く見受けられます。
電線を引き込む位置「引込点(受電点)」がこのような場合は、建物の壁面等で引き込む場合と比べて、宅内の分電盤までの距離が長くなります。
特に「電圧上昇値」に注意が必要です。

さて、「引込点(受電点) ~分電盤~太陽光パワーコンディショナ」の電線の距離が長くなればなるほど、また電線が細いと抵抗が大きくなります。
抵抗が大きくなると、太陽光発電システムのパワーコンディショナ設置点の電圧が高くなってしまいます。
結果として、パワーコンディショナの「電圧上昇抑制機能」が動作し、発電出力が抑制される可能性があります。
「発電出力の抑制=自家消費・売電の抑制」に繋がるため、お客さまは、もったいない状況になってしまいます。
このような事態を避けるため、太陽光発電システム施工店は「引込点(受電点)~分電盤~太陽光パワーコンディショナ」の「電圧上昇値」を計算・検討し、適切な電線の選定・提案が必要となります。

【さいごに】
「適切な電線の選定・提案=お客さまが損をしない」ということになります。
適切な電線の選定とは、電線を太くするということがあります。
それにより、金額面や施工面で工務店さまや電気業者さまとの打合わせを密にする必要があります。
このように太陽光発電システム施工店は、お客さまが「損」をしないように事前に検討し、適切な提案をすることが必要不可欠ですね。

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